ミラクル☆トレイン
[ 2012.04.30(月) 02:01 ]

舞台版2ndの感想(普通)

ミラトレ舞台版2ndの感想です。

・写真(ロビー風景/まめしば屋出張店舗/ガチャ景品/全通特典)は >> 舞台版(2nd)の写真まとめ
・公演の日替わり要素は >> 舞台版(2nd)の公演日替わり要素まとめ

※ストーリーの結末まで触れています。ネタバレ注意
※BL要素なし、普通の感想です。


舞台2nd、全通してきました。
最初は全通する予定はなかったのですが、キャストさんのサインと「いい座席を用意してくれる」という特典につられてしまいました……。

●ストーリーの感想
ギャグパートでは呼吸困難になるくらい笑わせて、そしてメインテーマで感動させてくれました。
「とくがわが以前匂いをたどって活躍したことがある」「車掌用なんでもガイドブックの袋とじをあらかじめ開けておいた」など、1stを見ていると分かる面白さもよかったです。
(車掌さん以外は1stでの出来事を忘れているはずですが……「詳細は思い出せないけどそういうことがあった気がする」とか、そういう感じでしょうか。)

途中までは「六樹さんと六桜ちゃんが結ばれるのかな」というムードでストーリーが進みますが、七智さんがとてもいい人なので、当て馬のような形で、それも結婚式に乗り込まれて花嫁を攫われてしまうという世間体的に最悪の展開で終わってしまうのはちょっと……と思っていました。
家に帰ってきた六桜ちゃんを七智さんが抱きしめるシーンで、六桜ちゃんはそっと抱きしめ返しているんです。
その時の六桜ちゃんの記憶の混乱具合がどの程度だったのかは分かりませんが、私は七智さんのことが本当に好きだからそうしたんだと受け取りました。
だから、七智さんと六桜ちゃんには結ばれてほしい。でも、六樹さんの思いも大事にしてほしい。
そんな私の心の中のもやもやをよそに、六樹さんは自分の心に決着をつけ、六桜ちゃんは新しい人生への一歩を踏み出し、七智さんは未来への覚悟を決めるという、誰も不幸にならない結末になりました。

本当に清々しい気持ちになる、ハッピーエンドでした。
ラストに桜が降るというのはインタビュー記事で事前に知っていたのですが、実際に見ると言葉になりませんね。

●何回見ても飽きない
1stの日替わりパートは固定メンバーによるモノボケでしたが、2ndではほとんど全員がランダムに呼ばれる大喜利でお題も日替わりのため、毎日楽しみでした。
回を追うごとにどんどんグダグダになっていくのも面白かったです。

誰かがメインでしゃべっている間に後ろ側で別の人が細かい演技をしていたりすると、どっちに注目するかで困ってしまうことがありました。
例えば、六樹さんがスマホ片手に六本木駅周辺でおろおろしている間の車内の動き。
六桜ちゃんがお茶を飲む前に湯のみを茶道の要領で回していたり、六本木くんがお茶が熱くて冷ます仕草をしていたりと、六樹さんだけを見ていたら見逃してしまいます。
その他にも、ハガシで生え際をチェックする都庁さんや、国立競技場さんへの服装指導に合わせて自分の服装を整えようとする新宿さん、上野動物園に行く前に舞台端でとくがわの毛を採取する飯田橋さんなど、見るたびに「後ろでこんなことが行われていたのか」という発見がありました。

それに関連して、キャストさん自身が大道具を運んでくる時に、「そのキャラとしての動き」になっていたのが印象的でした。
柵を設置してメガネを直す本郷三丁目さんがすごく好きです。

●「舞台版」としての位置づけ
舞台を見て強く思ったのは、それが紛れもなく「ミラトレ」であったということです。
駅を擬人化したイケメンたちが大真面目にアホなギャグをやっていること。
それだけでも十分にミラトレで、原作版だともっぱらそれなのですが、アニメ版から取り入れられた「悩みを解決する」という部分も重要で、舞台版でもストーリーの鍵になっています。

乗客たちは、抱えている悩みに対する答えは本人の中で出ているものなのです。
でも、そのことに気づいていなかったり、直面することが怖くて目をそらしていたりする。
そんな心の状態に気づかせてあげて、勇気づけて、踏み出す一歩を優しく見守ってくれる。
それは決して押し付けるわけでも強制するわけでもない、相手のためを想ってのアドバイス。
立ち止まってもいいし、辛くなったら振り返ってもいい。僕たちはいつでも『ここ』にいるから。
そういう風に優しく送り出してくれることが、とても「ミラトレらしい」と思うのです。

舞台版の脚本は、アニメ版でメインライターを務めた脚本家の加藤さんが手がけているため、出演者の皆さんも事前のインタビューなどで「アニメの雰囲気のままです」とおっしゃっていました。
また、加藤さんご自身も公演期間中に「キャラの三次元再現じゃなくて作品の三次元化」「作品が醸し出す雰囲気、もしくはテーマを三次元で感じてもらうことが大事」ということをTwitterでつぶやかれていました。
本当にその通りだと思いました。
自分の考えていた「ミラトレらしさ」が目の前に再現されていて、何の違和感もなく作品に浸ることができました。

大喜利パートでの都庁さん&新宿さんによる中央線ネタや六本木くんによるアニメネタ、トークショーで渡辺さんが語った「DVDを見て新宿さんがどのタイミングでジャケットを持っているか研究した」というエピソード、千秋楽カーテンコールで植田さんがつぶやいた「RAILWAY→EXIT」という言葉、宮寺さんがブログに載せていたセルフ上野御徒町ツアー……。
ちょっとしたことでも、キャストさん・スタッフさんたちの「原作の舞台版」を作るんだという意気込みが伝わってきて、嬉しくなりました。

作る側も観る側も、この作品のことをもっと好きになる。
そんな、とても暖かくて素敵な舞台でした。

●ちょっと気になったこと
16日の夜中にTwitterで『六本木くんは飯田橋さんの登場シーンでは胸に手を当てて一礼し、見送りシーンでは「ありがとうございました」と言っているけど、その態度はうやうやしすぎるのではないか』という内容をつぶやいたところ、翌17日の夜公演からその部分が変更されていました。
登場シーンは手を体の前で組んで礼に、見送りシーンは「ありがとう、飯田橋さん」に。
公式サイドはTwitterでつぶやかれた感想を結構チェックしていたようなのですが、まさかね……。

●おまけ:シャッフル配役(2012.05.02追加)
17日昼公演のシャッフルナイトの配役です。
その日はDVDの収録日だったので、一緒に収録されるのではないかと思います。楽しみです。

シーンは、六樹さんがミラクル☆トレインに乗り込んできてから国立競技場さんが登場するまで。
・六本木:渡辺さん
・新宿:吉田さん
・都庁:汐崎さん
・月島:宮寺さん
・汐留:塩川さん
・六桜:KENNさん
・六樹:玉城さん
・国立競技場:田口さん
・とくがわ:中代さん
・審査員:三上さん(審査委員長)、杉浦さん、植田さん、成松さん

国立競技場さんを熱演した田口さんが最優秀賞を受賞しました。