ミラクル☆トレイン
[ 2011.06.09(木) 20:31 ]
SSあり

140文字作文まとめ その4

twitterで書いた140文字作文の自分用まとめ、その4です。
診断メーカーで出てきたお題に沿っています。

というわけで以下、新宿×六本木のSS(1つ140文字)です。
描写レベルは、人畜無害〜ぬるい朝チュン。


■お題『寝てしまった相手の寝顔を愛しそうに見つめる』(2011.05.04 02:23)

今思っていることを口に出したら、また怒るだろうか。そう思いながら、隣で眠っている六本木の顔を覗きこむ。幸せそうな寝顔だ。「…可愛いよ」これを言うと必ず「可愛くないです」って怒られるから、寝てる時でないとじっくり言えない。でも返事がないのはつまらないから…朝になったらまた言うかな。

■お題『告白の日』(2011.05.09 23:49)

まさか、同性を好きになるとは思わなかった。到底叶う見込みのない片想いだ。なのに、俺は相手を呼び出した。ガラにもなく携えた赤いチューリップの花言葉は、『愛の告白』。断られた時のヤケ酒の場所を考えていると、道の向こうにその姿が見えた。嬉しそうに手を振る六本木は、同じ花束を抱えていた。

■お題『六本木(研修医)「そんなの、入らない…っ」(病院ネタ)』(2011.05.10 02:21)

「今日は、これ使うよ」新宿先生は僕を治療台に寝かせ、手に持った物を見せた。「や…そんなの、入らない…っ」「やる前から諦めちゃ、いい医者になれないぜ?」「でも…」先生は僕の眼鏡を外して畳み、自分の白衣の胸ポケットに差す。反論はキスで封殺され、今日も僕だけの特別実習が始まるのだった。

■お題『手の大きさを比べっこしている』(2011.05.10 20:10)

「手の大きさ、比べてみないか?」唐突な提案だったが、史は快く応じてくれた。差し延べられた手に、そっと俺の手を重ねる。でも正直、大きさはどうでもいい。「…温かい」あれだけ肌を重ねてもなお、貪欲に温もりを求めてしまう。これ以上付き合わせるのはさすがに酷だから…これで我慢しないと、な。

■お題『「なんでもない」と言いながらひたすら甘えている』(2011.05.17 19:43)

肩に重みを感じて、俺は浅い眠りから引き戻された。横目で正体を確認すると、史が寄り掛かっていた。「…どうした?」「…なんでもない」そう言いながら、史はなおも身体をすり寄せる。再び重なることになった素肌から熱が伝わり、眠気は徐々に薄れてゆく。やれやれ…本当に甘え上手な子猫ちゃんだよ。

■お題『いっそ拘束して』(2011.06.01 20:42)

新宿さんは、まるで鳥のようだ。腕の中から逃げられて、追いかけて、捕まえて、また逃げられて…その繰り返し。誰かの元へ行ってしまうんじゃないかと、いつも気が気じゃない。捕まえておけないのなら…いっそ捕まえられていたい。彼は大空を舞う鷹、僕は哀れな兎。どこへ行くにも、どうか離さないで。

■お題『本気にしてもいい?』(2011.06.03 08:51)

今日も、俺の前には見慣れたドーナツの箱が積まれている。部屋には二人しかいないのに、テーブルの上には三箱。その大半を一人で食べた六本木は、名残惜しそうに最後の一個を手に取った。「新宿さんと結婚したら、毎日食べられるのになぁ」冗談で口にしたであろうその言葉。…なぁ、俺は本気にするぞ?

■お題『「チェックのリボン」「カフェオレ」「お気に入りの傘」の3つを入れて』(2011.06.04 03:57)

ずっと働きづめだったお気に入りの傘も、今日はちょっと休憩。部屋の中でのんびりと雨音を聞きながら、チェックのリボンが描かれたお気に入りのマグカップに、お気に入りの甘いカフェオレを満たす。そしてカップを受け取った新宿さんが、お礼を言って優しく微笑む。その笑顔が、僕の一番のお気に入り。

■お題『「流行」「青」「ゆとり」の3つを入れて』(2011.06.07 19:15)

溢れかえる人、技術、流行、文化…すべてが目まぐるしく動く、この街。それは青一色に染められた地下の駅でも変わらない。そんな慌しい場所に一時の安らぎを、と設けられた「ゆとりの空間」。デートの待ち合わせはいつもここ。大好きなあの人を待っている間くらい、気ぜわしさから開放されたいからね。

■お題『呼吸を忘れてしまうほど』(2011.06.08 18:17)

六本木にキスをする瞬間が、好きだ。若干の羞恥に揺らぐコバルトブルーの瞳がとても綺麗で、思わず呼吸すら忘れて見入ってしまう。俺のところの内装の色もなかなかだと思うが、あの深い青色には負ける。そう、俺はその青…いわば芸術を鑑賞したいだけで、単純にキス魔というわけじゃない。…本当だぜ?

■お題『「かわいい。」』(2011.06.08 19:01)

「かわいい」。そう言われると、反射的に言葉が口をつく。「かわいくないです」。新宿さんはその反応が面白いらしく、さらに「かわいい」を連呼してくる。どういう意図で言っているのかは分からないけど、全然嬉しくない。いつかちゃんと「好きだ」って言わせてみせるから、覚悟しておいてくださいね。

まとめるのをさぼっていたら、かなり量がたまってしまいました。
今日も懲りずに書いています。