ミラクル☆トレイン
[ 2011.05.02(月) 03:01 ]
SSあり

140文字作文まとめ その3

twitterで書いた140文字作文の自分用まとめ、その3です。
診断メーカーで出てきたお題に沿っています。

というわけで以下、新宿×六本木のSS(1つ140文字)です。
描写レベルは、人畜無害〜ぬるい朝チュン。


■お題『指先にキスを、好きじゃないフリをしながら』 (2011.04.26 22:49)

「ね、キスしてよ」早朝のベッドで要求すること4回目、史はやっと動いてくれた。俺の手を取り、指先に唇を押し付ける。「それだけ?」「新宿さんとはこういう関係だけど、好きってわけじゃないから」「俺は好きだよ」史は背を向け、僕は嫌い、とつぶやく。声が震えるような嘘、つかなくていいのにさ。

■お題『コーヒーに砂糖を入れすぎた』 (2011.04.27 08:57)

「あ…」テーブルの向かいに座っている新宿さんが、ふいに声を上げた。コーヒーを一口飲んで、眉をひそめる。「…砂糖入れすぎた」お前に見とれてたせい、なんてお決まりの台詞に苦笑しながら、カップを交換する。「よく飲めるな…」「慣れ、かな」「?」 だって誰かさんのせいで、毎日『甘い』から。

■お題『4月27日は夜凛の日』 (2011.04.28 00:17)

「その晩は、月が綺麗だった。部屋の窓から冴えた光を眺めていると、なぜか逢いたくなる。連絡しようかと思った時、玄関のチャイムが鳴った。ドアを開けると、そこには照れくさそうな史が。「どうした?」「…月が綺麗だったから」 …ああ、お前も同じだったか。こんな都会の夜は…独りじゃ寂しいよな。

■お題『腕を組んで買い物をする』 (2011.04.28 21:57)

俺のところのドーナツ屋は夜遅くまで営業しているが、それは時として厄介だ。「ねぇ新宿さん、おごってよー」史は腕を絡めて、身体を擦り寄せてくる。それだけでワガママを全部聞いてやりたくなってしまうのだから、まったく罪な子猫ちゃんだ。でもその代わりに…今夜は俺の下で可愛く鳴いてもらうぞ。

■お題『まぶたにキスを、人には言えない関係で』 (2011.04.29 00:17)

誰もいない車両のロングシートを独り占めして、新宿さんは気持ち良さそうに眠っていた。普段見慣れている寝顔も、車内で見るとちょっとドキドキする。そのまぶたにそっとキスをしながら、誰も来ませんように、と祈る。僕たちの関係がバレないように。…それから、この寝顔を僕が独り占めできるように。

■お題『六本木「な、なにするんですか…?」』 (2011.04.29 17:53)

新宿さんは僕の両肩に手を置いて、ぐっと顔を近づけた。綺麗なラベンダー色の瞳に至近距離で見つめられて、一気に心臓の鼓動が速くなる。「な、何するんですか…?」「…何すると思う?」だいたい予想はつくけど、でも確実な答えが欲しい。だって、心構えができていないと…心臓が保ちそうにないから。

■お題『照れてキスマークを隠している』 (2011.04.30 22:26)

ラフに開いた胸元は新宿さんのトレードマークだけど、今日はそれじゃ困る。「…ネクタイ締めて」「えー。せっかくお前が…」新宿さんの鎖骨に浮かぶ薄紅の跡は、昨夜の僕からの『所有』の証。直視できなくて、強引にシャツの襟をかき合わせる。…ひどく恥ずかしい。けど…つけたことは後悔してないよ。

■お題『可愛い復讐をする』 (2011.05.01 04:44)

起き抜けに新宿さんから渡されたコーヒーを一口飲んで、僕は思わずむせ返った。「苦…っ」自慢じゃないけど、砂糖無しでコーヒーは飲めない。そのことは知ってるはずなのに…。「ゆうべ相手してくれなかったお前が悪い」そう言って、今度は強引にキス。まったくもう。苦くて甘くて、朝から大変だよ…。

■お題『六本木「一緒に寝て…」』 (2011.05.02 02:55)

「今夜、俺の部屋に泊まりに来ないか?」尋ねられた史の頬は、見る間に赤くなる。「あれ、何想像した? 一緒に寝るだけだよ?」「一緒に寝て…それだけじゃすまないくせに…」文句を言いつつも、返事はOK。いつも同じ返事だが、必ず尋ねることにしている。照れる史は、何回見ても見飽きないからな。

現在、オンリーイベント用の原稿を描いているので、合間にぱぱっと短文を書くだけになっています。
早く原稿を終わらせてすっきりしたいです……。