ミラクル☆トレイン
[ 2010.12.01(水) 02:38 ]
SSあり

続・新宿は豪雨

あまりに関係ないものを一緒の記事にしていたので、分割しました。

二次創作の醍醐味は、萌えキャラに萌えるシチュエーションをやってもらうことだと思うんですよ。
だから萌えシチュを見ると手が勝手に……。

そういうわけで、以下、新宿×六本木のSSです。
描写レベルは人畜無害(?)。 Morning Firewall -type A-の後日談だとかなんとか。


今日の『お勤め』が終わって、俺と史はこの部屋に戻ってきた。
だが史はさっさと自分の服に着替えて、俺が引き止める間もなく帰ってしまった。
朝までゆっくりしていけばいいのに、と言ったら、すごい剣幕で怒られた。

今日一日着ていた俺の制服は、洗って返してくれるらしい。
そういうとこ、本当に史は真面目だ。

その俺の制服姿は、なかなか似合っていた。
ただ、いつも着ているベストがないのが落ち着かないらしく、なにかとシャツの裾を引っ張っていた。
「風は入ってくるし……なんかちょっと肌寒い」
「じゃ、あたためてやろうか」
「結構です」
史はぴしゃりと言い放ち、横を向いた。
ただ、頬はほんのりと赤くなる。

昼の史は反応が素直で、実に可愛い。
夜も、ちょっとでいいからこういう反応をしてくれれば、もっと盛り上がるんだが。
そんなことを考えながら、俺はしばらく史を眺めていた。
「……あんまり、見ないでください」
史は小声で言うと、胸元のネクタイに手を伸ばし、それを緩く握った。
どうやら、キスマークのことが相当気になっていたらしい。

着せた俺が言うのもなんだが、他の連中に見せるのがもったいなかった。
あんな、シャツ一枚で恥じらう史なんて、俺だけが見られればいい。
俺だけのために着て……それで、俺に脱がされればいいんだ。

俺は今日のことを思い返しながら、ベッドに寝転がった。
目を閉じると、史が今朝つぶやいていた言葉が頭をよぎる。

(……バカ)

そうだな、俺はバカだ。
史が赤くなったり、慌てふためいたりするのが可愛くて、
そんな史をもっと見たくて、ついつい怒らせるようなことをしてしまう。
最終的に許してくれる史の優しさに、俺は甘えているんだ。
どうしようもない、バカだ。

今朝、史がそうしていたように、俺も枕に顔をうずめた。
いつもの枕……だが、なんとなく違う気がした。

史の……シャンプーの匂い?

「……史」

呼んだところで、返事が返ってくるわけじゃない。
それでも俺は、もう一度名前を呼んだ。
その声は、枕に吸い込まれて消えていく。

「また……泊まりに来てくれ」

さびしいから。
……なんて言ったら、史はまた、バカだと呆れるだろうか。
それとも、少し困ったように笑うのだろうか。

なんでもいい。
俺のワガママを聞いてくれるのなら。
このベッドは、一人で寝るには大きすぎる。

「……おやすみ」

俺はそっと、枕に口付けた。
大好きな……世界で一番可愛い恋人も、同じ言葉をつぶやいてくれていることを、願いながら。

コメント

『なんと言う事でしょう』と言わずにいられない程に寂しがり屋な凛太郎さんに思わずキュンとなりました。
我々を悩殺するおつもりですか……。

自分だけを魅せてくれるギャップにメロメロなんてかわいいですね♪

投稿者: よぷ  | 2010年12月 3日 07:58

コメントありがとうございます♪

凛太郎さんは寂しくても絶対に表に出さなくて、
ふとした拍子に「あれ、もしかして……」って伝わるといいと思います。
オトナな新宿さんの子供っぽい一面に、史ちゃんもメロメロですよ。

この二人はお互いに
相手のことがすごく好きだけどそれぞれ6割くらいしか伝わってなくて、
「自分だけこんなに相手に夢中になって、バカみたいだ……」って
微妙にすれ違っていたりしたら私が悶絶します(*´∀`)

投稿者: 蒼風みくも  | 2010年12月 4日 10:10