その他いろいろ
[ 2008.08.13(水) 23:21 ]
SSあり

君がリメイクされるRPG・3

萌えてる勢いで、超短編SS書いてしまいました。
スタン×リオンで友情どまりです。
友情のつもりで書いてないだろと言われると、はいその通りですとしか言えませんけど……。

…………………………

「……相変わらず、秒殺だな」
リオンは、隣のベッドで寝息を立てている人物を見やって、ぼそりとつぶやいた。
つい先刻ベッドにもぐりこんだばかりなのに、もう夢の中だ。

『毎日羊を追いかけていると、こうなるんですかねぇ』
『もはや、数えるまでもないと?』
窓際の壁に立てかけられた2本のソーディアンも、
その寝つきのよさには苦笑するしかない。

「そうかもしれんな」
短く答えて、リオンも目を閉じた。

旅の途中に立ち寄った、小さな宿屋の一室。
もともと金銭面の心配のない旅であるため、リオンはいつも単独で部屋をとっていた。
相部屋でいいじゃないかという意見は、一度も聞き入れたことはない。
今日は不幸にも部屋数を確保できなかったため、やむなくの相部屋である。

「もう相部屋なんてごめんだ」
誰に聞かせるでもなく、リオンがつぶやいた。
その言葉に、すかさずシャルティエが同意する。
『同感です、坊ちゃん。あいつの馴れ馴れしさといったら……』
だが、リオンからの返事はない。
『あ、あれ?坊ちゃん? ……寝ちゃったのかな』

浅い眠りの入り口で、リオンはぼんやりと隣にいる青年のことを考えていた。
たぶん、あいつの馴れ馴れしさや仲間意識は天性の才能であって、
どれだけ拒絶したところで事態は変わらないのだ。
むしろ、拒絶すればするほど、相手も頑なになっていく。

なら、どうすればいいのか。
答えは出ていたが、リオンはそれを認めるつもりはなかった。

「うーん……」
青年が身じろぎした。
小さな部屋だ。
手を伸ばせば、たぶん届くだろう。

「……スタン」
リオンは、目を閉じたまま、青年の名を呼んだ。

ここは夢と現実の境。
そこで起きたできごとは、全て夢の世界に住む妖精のいたずらにすぎない。
僕自身の意思ではない。
そう、言い聞かせた。

「……おやすみ」

その声は、窓際までは届かなかった。

…………………………

熱血系主人公とクール系ライバルという組み合わせ萌えなのは不変です。
クールが年上・先輩・偉そうだけどどこかヘタレ、といった場合はクール×熱血。
逆に年下・華奢・意地っ張りだけど強がってるだけ、といった場合は熱血×クール。
どちらにしてもツンデレ大好き。うん、実に分かりやすいです。