スパロボ
[ 2007.12.24(月) 23:05 ]
イラストあり

メリークリスマス…と見せかけて眼鏡語り

ちびキャラでメリークリスマス

さて、クリスマスなので「何故そうなっているのかよく分からないけど、とにかくラブラブな話」でも書いちゃいますか。
というわけで超短編書いてみました。
ライ×リュウです。宣言したからにはラブラブです。

…………………………

「眼鏡……ねぇ」
リュウセイは、ライの顔を横から覗きこみながら、ぼそりとつぶやいた。
おそらく独り言だったのだろうが、ライの耳には届いたようだった。
「……眼鏡がどうかしたのか」
コンソールを操作している手を止めることなく、ライが聞き返す。
R-1のコクピット。
二人は、モーションデータの再構成のための作業をしている最中だった。

「いや……その、カーラ達が話してたんだよ」
思わず口をついて出た言葉を聞かれて、リュウセイはバツが悪そうに答えた。
「眼鏡かけてる男性が、かっこいいとかなんとかって」
ライは興味なさそうに、ふうん、と相槌を打った。
「しかし、ユウキ少尉は眼鏡をかけていないだろう」
「んー、それとこれとは別問題らしくて」

コンソールパネルからの青みを帯びた光が、ライの金髪に当たって乱反射していた。
リュウセイはその光をぼんやりと眺めながら、尋ねてみた。
「なあ、お前はかけないの? 眼鏡」
「かける必要が無い」
ライはうるさそうに答えた。
どうやらめんどうな作業をしているところだったらしい。
「……あっそ」
たぶん似合うのにな、とリュウセイは口の中だけでつぶやいた。

しばらくの沈黙の後、ライが口を開いた。
「……リルカーラ少尉達によると」
「え?」
その声が小さかったため、聞き取ろうとリュウセイは顔を近づけた。
「眼鏡をかけている男性は格好良く見えるのだろう?」
一呼吸置いて、ライは手を止めてリュウセイの方に向き直った。
「俺が、今以上に女性に言い寄られても構わないと?」
「……へ?」
予期せぬ問いかけをされて返答に窮するリュウセイの頬を、ライは両手で包み込んだ。
そしてもう一度問い直した。
「構わないんだな? お前は」

「か、構う! いや、ていうか、困る!」
リュウセイは、ライの手を振り払うようにして頭を振った。
「これ以上お前がモテるのは、俺の精神衛生上、よくないっ!」
「なら、そんな馬鹿なことはもう言わないことだ」
ライは再びコンソールパネルに向き直り、作業を再開した。
「……はいはい。 俺が馬鹿でした……」
リュウセイはがっくりと肩を落とした。

そんなリュウセイを横目で見て、ライはつぶやいた。
「……まあ、お前が見たいというのなら、考えてやらなくもないが」
「お前、さっきと言ってることが……」
違うぞと言いかけたリュウセイの口の前に、ライはすっと人差し指を立てた。
そして、少しだけ悪戯っぽく微笑んだ。
「ただし、二人だけの時にな」

…………………………

眼鏡ですよ眼鏡。
ライに眼鏡かけさせたら似合うと思うんです。あとユウも。
……じゃなくて、眼鏡といえば鬼畜眼鏡なわけです。
ただの眼鏡じゃなくて、くっと指で上げると縁がきらーんと妖しく光ったり、下から見上げると逆光で表情が読めなくなったりする眼鏡なんです。
しかしスパロボオリジ界にいるのは、ロブやフィリオやゼオルートさん、ついでにエイタのような「穏やかな眼鏡キャラ」ばかりで、いかんともしがたいです。

ハッキネンとアーチボルドは真の意味での鬼畜なんで、最初から除外。
いい線いってるのはラージとアーウィンなんですが、いまいち押しが弱そう。
「スピリッツ」のプレ・ストーリーのカークには「銀縁の眼鏡をかけている」という描写があるので、これのカークが一番鬼畜眼鏡に近そうです。
リュウセイが11ヶ月間も独房に入れられていた件に関して「彼には身代わりになってもらった」と言い放ち、ライの逆鱗に触れちゃうあたり、なかなかです。
本当はシュウ(ヴォルクルス入り)かイングラム(覚醒前)に眼鏡をかけさせれば最強なんですけどね。

……と語ってみましたが、別に私は眼鏡萌えでも鬼畜萌えでもないです。
ほんとです。